寺子屋ひゅっげとは?
代表あいさつ
理事長の中村隆行です。お寺の住職をしております。みなさんお寺に行ったことありますよね?清水寺とか東大寺とか、観光名所となっている有名なお寺がたくさんあります。では、皆さんの家の近くにある有名ではない普通のお寺に行ったことがありますか?行ったことがないという人が結構いると思います。また、行ったことがあるという人も、お葬式とか法事とか亡くなられた人のために行ったという方がほとんどだと思います。自分のため、生きている人のために、地域のお寺に行ったことがあるというはかなり少ないんじゃないでしょうか。この現状をすごくもったいないなと思っています。お寺は日本全国に7万ヶ寺以上あり、その数はコンビニよりも多いのです。こんな身近にあるお寺をもっと有効活用しない手はないですよね。お寺は宗教施設であるとともに、「寺子屋」、「駆け込み寺」という名前が残っているように、古くから社会福祉の機能も担ってきました。虐待、不登校、引きこもり、自殺といったニュースを見聞きしない日がないぐらい様々な社会問題が山積みとなっている現代において、地域の身近な社会資源としてお寺をもっと活用できるはずです。そんな思いに賛同してくれている人たちとこのNPOを立ち上げました。地域の人たちに、少しでも多くの幸せを感じてもらえるようなNPOにしていきたいです。応援よろしくお願いします。
設立趣旨
NPO法人「寺子屋ひゅっげ」は、地域住民が集いつながる機会、学び成長する機会、自己や他者を見つめより良い生き方に出会う機会を生みます。
それらの活動を通じて地域を活性化し、活動を通じて人と人との社会的なつながりを育み、心理的・社会的ウェルビーイングの向上を目指します。
つまり…わがまちをもっと好きになり、自分をもっと好きになり、笑顔で暮らせる人が増えるような、そんなきっかけをたくさん作りたい!と思っているのです。
(設立趣旨書抜粋)
設立趣旨書全文はこちら
寺子屋ひゅっげの問題意識
昨今のさまざまな社会背景から、人々が暮らす地域社会の中で起きているつながりの希薄化、それによって引きおこる様々な問題(不登校、引きこもり、社会的孤立など)に危機感を持っています。「安心して暮らしたい」という人として当たり前の欲求が満たされにくい現代において、ここに居てよかった、暮らして良かったと思える人が増えるために、また、誰かを見守り、誰かに見守られ安心して暮らすためには、さまざまな「きっかけ」や「しかけ」が必要であると考えています。
「ひゅっげ」とは?
ひゅっげ=Hygge
デンマーク語で「居心地がいい時間・空間」をあらわす言葉。世界一幸福だとされるデンマーク人(※)は、
大切な家族や友人とキャンドルを灯しながら食卓を囲む時…
好きな場所に出かけて美しい景色を眺めている時…
ひとりでお茶を飲みながら大好きな読書をする時…
こんな風に心が安らぐ瞬間に思わずこの言葉を口にします。その様子は、自分の暮らす家、まち、自分に関わる人、そして何より自分自身に「なんてすてきなの!」と感嘆し、幸せを実感している瞬間のようです。
私たちは活動を通じて、たくさんの人にそれぞれの「ひゅっげ」を感じて
ほしいと願っています。
(※)OECDの国民の幸福度ランキング(Better Life Index)で1位(2016,2014,2013)、3位(2015)
団体概要
設立年月日 2018年5月20日設立
理事長 中村隆行
所在地 大阪市港区弁天2丁目15-7
定款はこちら
事業概要
- ワークショップ事業
- 講演事業
- 子どもの居場所事業
- カウンセリング等相談事業
理事・監事
寺子屋ひゅっげ理事 | |
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理事長 | 中村隆行(本門法華宗 安國山上行寺住職) |
副理事長 | 串崎 真志(関西大学大学院 心理学研究科教授) |
理事 | 稲田 一善(元大阪市交通局) |
理事 | 高田 菜美(臨床心理士・公認心理師) |
理事 | 中村(宮武)由紀子(社会福祉士) |
理事 | 秀 節子(書道家) |
理事 | 村上 祐介(関西大学 文学部准教授・公認心理師) |
理事 | 目黒 達哉(同朋大学大学院 人間福祉研究科教授) |
理事 | 望月 直人(大阪大学 キャンパスライフ健康支援センター准教授・公認心理師) |
監事 | 山本 良二(株式会社アール代表取締役) |